クラッシュ書き溜めたタイトルを書いてゆきます。
もうレンタルしてるよね・・・ 古すぎてごめんさい。
とにかく傑作。
近年のアカデミー賞作品は傾向が少しずつ変わってきていて、それが果たして「アカデミー賞らしい」というかというと、どうなのだろうと思うこともある。だからこの作品「クラッシュ」も「アカデミー賞らしい」かはわからないのだが、こういった作品が選ばれるということは、何かしらアメリカの映画界の視点が、徐々に深いところへ行き始めているように感じる。もっともっと、人間を正直に見つめてゆくような。そんな映画だった。
ストーリーはアメリカに根深く残る人種差別を軸に、様々な立場、人種の登場人物たちの、絡まるようなそれでいてそのまま続く、ひとときの出来事を描く。それは予定調和に終わることなく、彼らの周囲を何ひとつ変えることなく、まさに何も変えずに、過ぎ去ってゆく。そこには善悪という区切りもなく、終わりもなく、ただそれぞれがそれぞれの生活を生きているだけだ。すこしだけ関わり、触れ合いながら。
現代的コミュニケーションといえばひとくくりになり過ぎる、もう少し複雑な、人間の感情とつながりいうものを、リアルに描いてゆく。そして観客を充分に引き込ませてゆく巧みな音楽とカットの重ね方。すべてが紡ぎあって、ひとつの「映画」になっていた。良かった。
2006/07/23
CINEMA ・
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