PiPiPiX.tXt

Entry 3   Permanent LIN K

MIND GAME

観た。ようやっと。

んで、感想。

あたし的には好き。
作品としての完成度はもっと上げられると思うが
それを打ち消す程のパワーがある。
ま、それがこの映画のひとつのウリであるとは思うが。
アニメーションでパワーがあるのって
殆ど観たことがない。
だいたいセオリー通りに収まっていて、
例えそれがどんなに最新のテクノロジーや
斬新な試みをしていたとしても
そういったパワーというか力強さを感じさせるものって無いのじゃないか。
もっとも、最近の日本映画全体にしても
本当のパワーを感じさせるものって三池映画ぐらいしかないとあたしは踏んでいるけど。

んで、作品全体に漂う低俗性のテイスト。
これが原作本来のものなのか
湯浅監督の持ち味なのか(なんせクレヨンしんちゃんだし)
そこは原作を読んでないので判らないが
これはある意味新しいのじゃないかと。
低俗性ゆえに抵抗のある観客もいるかと思うが
それは好き嫌いの問題であって
こういったストーリー、シチュエーション、作品づくりに於いて
これをもって来るという組み合わせ自体斬新なのではないか。

そういう意味で、
アニメーションというか映画そのもの全体のなかで
新しい感覚を打ち出したという
そこは凄いと思う。

ただ、繰り返す画面のフェードアウトと
それに合わせての音楽のフェードアウトが気になった。
あんなに繰り返されるとせっかく作品が持っているテンポが損なわれる。
冒頭と最後の回想シーンも、
切り替えが早すぎて、
一番作品の主張を映画的に表しているパートだと思うのだが
判らない人には判りづらい説明不足な感が。
カット編はもっと練って欲しかった。

ついでに、
登場人物のひとりのメガネのヤクザが
どっからどーみても
松本大洋の『鉄コン』のネズミ(だっけ?やっぱりヤクザの)に見えて
(ビジュアルもキャラ設定も)
ずっと松本大洋のイメージが頭を離れなかった。
この内容で松本大洋と被るのだけはやめて頂きたい。

けどまあ、
シンプルに判りやす過ぎなぐらい
判りやすい作品の主張は
あたしの主義と見事にリンクしてて
これで泣いた観客がいるのも判るなあ〜と。
だから多少粗造りであっても
骨格というか芯のところがしっかり一貫しているから
そうゆう作品はなんにしても好感がもてるのだ。

2005/01/14   CINEMA     3TB 0   3Com 0  

Comment

 

P.W.   Secret    

Trackback

http://metrofuture.blog16.fc2.com/tb.php/3-eaacebbc