
■大竹伸朗全景/東京都現代美術館
ひとことで言いあらわせば、過剰。
とにかく全てが過剰な空間だった。
総数2000点という展示作品数(いや、これは果たして全てが作品なのか、スケッチなのか、下描きなのか、はたまた落書きや描き殴ったようなものまで・・・もはや衝動としか思えないそれら全て)、様々な作風の混在(様々なものを貼りつけまくったコラージュから、透明感ある鮮やかな色彩の水彩、ぐちゃぐちゃに塗りたくった巨大な油彩、インスタレーションからオブジェから小屋やネオン管、ぬり絵まで・・・)、唐突に入場してすぐ突きつけられるスクラップブック群とそれに貼り付けられたものたちの量(コラージュは色々見れどこんなに様々なものが大量に貼りこんである作家は見たことがない)、訴えかけるもの・・・これを見ろ、あれを見ろ、・・・俺を見ろ!
全てが過剰、と言うしかない。
きっと彼にとって吐き出し続けることが全て。挑戦し、描き、貼り、衝動とともに感情のみでそれらを「かたち」にして吐き出してゆく。とにかく吐き出してゆく。そうして絶えず生み出されていく作品群は、すさまじいエネルギーを放つ。それらに圧倒された。ただ、圧倒されるしか出来なかった。
個人的にはこういったタッチ↑の作品群が好き。「覗き岩テクノ」シリーズなど。逆にぐちゃぐちゃ暗くて盛りまくった油彩は好みじゃなかった。生々し過ぎるからかな。作家の「闇」の部分をダイレクトに表現するやり方は、何のジャンルにしても好きじゃないので。
カタログ欲しかったけど、7000円ぐらいして厚さ10cmぐらいあって6kgだって!金銭的にも腕力的にも無理だわー。残念。
2006/12/22
ART ・
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