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2007年07月の記事一覧

BRAINDEAD

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ブレインデッド/Braindead(1992)
監督:Peter Jackson ピーター・ジャクソン
出演:Timothy Balme ティモシー・バルム  他


【注意】
この記事にはネタバレ表現が含まれています。
鑑賞予定の方の閲覧はご注意ください。



知る人ぞ知るホラー/ゾンビ映画のある意味最高峰。監督は「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズや「キングコング」で有名なあのピータージャクソン。廃盤になったDVDはAmazonのマーケットプレイスで3万5000円からという高騰っぷり。この手の映画でこれを越す映画はないでしょう!そう、悪趣味っていう点では!!!

物語はどっかの秘境めいた島から始まる。伝説のラットモンキーという猿を求めてこの島にやってきた探険家は、無事それを手に入れて島を脱出する途中で原住民に襲われる。ちなみにこの原住民、「キングコング」のそれを彷彿とさせる。きっとピーター・ジャクソンの趣味なんだろうなあ。そして原住民とのイザコザでラットモンキーに腕を噛まれる探検家。それを見た現地のガイド「これは助からない」と潔く(というか素早く)ナタで腕をスパーン!他の所にも傷を発見、またスパーン!最後には首をスパーン!
これが冒頭である。・・・どうです、笑い、いや期待せずにはおれぬこの衝撃のオープニング。冒頭からわっくわくです。そして見事、最後までピータージャクソンは期待を裏切らなかった。さすが(今は)巨匠!映画オタクの極み!オタクばんざーい!

こうしてラットモンキーは無事(?)ニュージーランドの動物園へ売り飛ばされる。主人公はその町に住む気弱な青年ライオネル。彼には絵に描いたような意地悪いママンがいて、いつもこき使われているのだが、何故かマザコン気味。ある日こっそりデートに来た動物園で、そのラットモンキーにデートを尾行していたママンが噛まれてしまい、ゾンビになってしまう。ゾンビになってもママンを養い続けるライオネル。ママンに噛まれるとゾンビになるため(感染型)、ライオネルの養う家族(ゾンビ)はだんだん増えてゆき、それが叔父にバレ死体愛好者と間違われ家を奪われてしまう。地下室には鎮静剤でおとなしくしているゾンビがいたのだが、手違いでゾンビに興奮剤を与えてしまい、ちょうど新居祝いでパーチーしていたところへゾンビが乱入、阿鼻叫喚の地獄絵図となってしまう・・・

とにかくこの映画に関してよく言われる「至上最高の血糊の量」これは現在でも記録は破られていないのではないだろうか。前述通り、後半の(元)ライオネル邸でのゾンビ大量殺戮シーンは圧巻で、いや圧巻と言えば圧巻なのだが、なんというか・・・とにかく滅茶苦茶である。逆光の元ライオネルa.k.a.元気弱マザコン青年がヒーローの如くババーンと芝刈り機を持って登場し、その場にいるゾンビを手当たり次第ミンチにしてゆくシーンは、映画史に残る素晴らしい、いやインパクト絶大なシーンではないだろうか。何より気持ち悪さを全然感じさせず、むしろ爽快感があるのが凄い。・・・いや、観る人によっては相当気持ち悪いのかも知れないが。画面は全て血の赤一色で、主人公ライオネルもその恋人パキータも、全身血でずぶ濡れ(返り血がかかったというより血のプールでひと泳ぎした感じ)で、そのぐちゃぐちゃ血みどろ状態でのキスシーンは他に類を見ない。

だが、この映画の凄いところはこの「芝刈り機ミンチシーン」だけに留まらない。前述した冒頭のシーンからノンストップでこれでもか、と観る者のツボを揺さぶってくる。・・・勿論、ツボじゃない人には全然面白くもなんともなく、むしろ不快なだけであるということは明記しておく。

まずママンがラットモンキーに噛まれるシーン。動物園じゅうに響き渡る大絶叫をかましたあと、ママンはラットモンキーを靴で捻りつぶしてしまうのだが、そのキレっぷりがたまらない。また踏み潰されたラットモンキーはこれでもか、というほどぐっちゃぐちゃになってしまう。
ちなみにラットモンキーは全てコマ撮りのアニメーションでつくられており、ここにも「ハリーハウゼンに心酔している」というピーター・ジャクソンの趣味が垣間見れる。
具合が悪くなって寝込んでしまったママンは、翌日来客の前で腐り落ちた耳の入ったスープを飲んだりとこれまたかましてくれる訳だが、具合の悪い体で来客に会おうとしたママンの頬の皮膚がベロンと捲れてしまうシーンでは、「これじゃ人に会えない、なんとかして!!」と論点のずれた要求をしてくる。そんなママンにライオネルがしたことは・・・接着剤で皮膚を貼り付けたのだ!「これで大丈夫」・・・いや、何が大丈夫なのか。そう、この映画、出てくる人みんな基本的にずれてるのだ。そこがまあ、最高なわけなんですけど・・・
墓地で颯爽と現れた神父は華麗な蹴りでバッタバッタと襲い来るゾンビをなぎ倒し(後にゾンビ化)、ライオネルがゾンビ用に鎮静剤を買いに行った獣医師はナチの香りがぷんぷん、ライネルから家をぶんどった叔父はゾンビ相手に大乱闘、ゾンビはゾンビで色目使い合った挙句キッチンで交尾してベイビーが生まれ、ライオネルはそのベイビーを乳母車に乗せて散歩中、暴れるベイビー相手に幼児虐待(?)の限りを尽くし(ある意味正当防衛であることは言っておく)、とにかく次から次へと見せ場の嵐だ。

正直、ここまで凄いとは思っていなかった。芝刈り機虐殺は知っていたので、せいぜいそんなもんかと思っていた。これは凄い。ここまで凄い映画は観たことがない、ある意味で。ちなみに個人的には芝刈り機よりカンフー神父のほうが好きだ。

しかし、ただそういった悪趣味が全開なだけでは、この映画はここまでカルト化していないのではないだろうか。それは、「母親からの自立、母親の子離れ」という、確立したテーマを、物語全編を通してしっかりと貫いているという点にある。ここまで様々な要素を詰め込んでいるにも関わらず、そのテーマは最後まで揺るぎ無い。強烈なデテールにぶれることなく常に提示されているのである。そしてラスト、巨大モンスター化した母親の子宮をぶち破って生還するというくだりで、そのテーマはストーリーとともにとてつもなく見事に収束を迎える。ここまで滅茶苦茶なことをして、かつテーマ性を維持しストーリーと調和させ、そして見事まとめあげた映画を今までに観たことがない。ロメロ映画などもこの類に入るのだろうが、彼の描写の方向性は本作と全く違っており、悪趣味スプラッタギャグを満載しつつここまでテーマを貫いた、という意味では他に比べるものがないだろう。物語中にそのテーマを絡めた伏線もしっかり張られており、表面的なデテールやブラックジョークだけでお腹いっぱいなのに、それ以上の満足を与えてくれる。

ピータージャクソンが「ロード・オブ・ザ・リング」に抜擢されたのは偶然ではなく、自分のオタクな趣味と「観客を楽しませるきちんとした映画づくり」のセンスを見事に調和することの出来る類稀な才能を買われたからであり、この映画はそのピーター・ジャクソンの才能を存分に味わえる傑作である。悪趣味なものが大丈夫な映画好きは、観て損はない、というより観るべきだろう。観て気分が悪くならないとは保証出来ないが・・・

2007/07/24   CINEMA     140TB 0   140Com 0  

ZOMBIO 死霊のしたたり

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ZOMBIO 死霊のしたたり/Re-Animator(1985)
監督:Stuart Gordon スチュアート・ゴードン
出演:Jeffrey Combs ジェフリー・コムス 他


【注意】
この記事にはネタバレ表現が含まれています。
鑑賞予定の方の閲覧はご注意ください。



原題からも判るとおり、死体蘇生(=ゾンビ製造)にまつわるホラーコメディゾンビ映画。
脳医学からの死体蘇生を研究するちょっとマッドな医学生が、優秀でノーマルな主人公の学生の家に同居し、彼をアブノーマルな道に引き込みつつ次々と実験のため死体を蘇らせてゆく・・・といったお話。

「死霊のはらわた」→「ブレインデッド」へと続くスプラッタホラーコメディゾンビ映画の中継地点、と「ゾンビ映画大事典」に載っていたので楽しみにしていたのだが、う〜ん、期待し過ぎたか。「ブレインデッド」や「デッドフライト」等の楽しいB級ゾンビ映画を観てしまった後だと、どうしても物足りない感が残る。だが、「ブレインデッド」等はこれ以上無い!というほどぶっとんじゃっているので、それを10年近く前の映画と比較するのもどうかと思われるし、もちろんB級ゾンビ映画として面白い点、笑えた点は充分あったので、それなりに楽しめたし全然良しだ。
個人的に笑えた点は以下↓

・冒頭の猫背中はりついちゃったシーン。ゾンビ猫に襲い掛かられて大慌て!といったシーンなのだが、はりついた猫がまるで猫型リュックサックのようで、ふざけているようにしか見えないのがまたヨシ。
・死体安置所で蘇らせた死体が大暴れ、ひと悶着終わったあとのマッド学生のセリフ「(蘇生薬の)ケースがプラスチックで良かった」
・その時蘇った死体が鉄の扉をバーン!裏側にいた学長ペシャンコ。その上をこれでもか、と踏む。
・博士(後に胴体と首が分かれた知能あるゾンビとして復活)に研究を脅し取られたときのマッド学生のリアクションが目に涙うるうるのアップ。
・首なしになった博士が死体安置所に忍び込むとき、首が部屋にあった模型。(後にヒロインがふっとばしてキャー!普通その前に気付くだろ。)
・首なしになった博士がヒロインを拉致して犯そうとする。なんでゾンビになる前にしなかったんだろ?ゾンビになると気が大きくなるのかな?
・ラストの死体安置所大暴れで、ゾンビ博士の腹がバーン、内蔵がシュルルー

ゾンビが大暴れする辺りはダイナミックで良いです。さっきまで恐る恐る扱ってた死体に直撃してひっくり返る主人公とか、とにかくゾンビの怪力にぶん回されっぱなしの人間とかなかなか楽しい。
この映画のゾンビ映画として特殊な点は、ゾンビ=モンスターというより、ゾンビ=蘇った死体、そしてそれをつくり出すという純粋な工程が物語の主軸なことと、ゾンビが人を食わないところ。そう、ゾンビ好きとしては観ている最中そこが気になっていたのだが、この映画のゾンビは原則として人を食べません。むしろゾンビ博士とか、知能ある(というより生前の意識がそのままある)ゾンビがいたりして、そういった点はなかなか目新しい。ただ、ラストが最初から推測していたそのまんまだったのが、ちょっと残念。このテーマだったらこれが定石なんだろうけど、やっぱりそこは意外性が欲しかったかな。
見どころは首なしゾンビの描写。CGや特撮技術がまだ発達していない時代に、首なし感(なんだそりゃ)がかなりリアルに出ている。つまり、カット割や画の見せ方だけで首だけで喋る首、もしくは首なしボディを表現しているのだが、なかなか秀逸。首だけを映し俳優が演技する部分と、つくりものの首との使い分けが上手い。画としての切り抜き方も上手く、相当工夫した跡が見てとれる。この時代のほうが色々頭を使って創意工夫を重ねていたんだなあ・・・と、なんだかこの映画の内容と見合わぬ感慨を抱いてしまった。なんだかなあ。

好きだったのは蘇生薬が蛍光黄色。すげえ。このセンスは好きです。それを上手く生かしたタイトルロゴとオープニング、そしてエンディングの演出はかなり良かった。
基本的に全て意図的であろう感はひしひし伝わってきて、そのへんの確信犯的なところは監督に好意を持てる。音楽もわざとらしく古臭いタッチでとてもマッチしている。

この手のスプラッタホラーコメディが好きな人には普通にオススメです。そのへんの笑えさえしないC級D級映画よりは全然面白い。ただし、スプラッタに免疫のない人にはオススメしませんが。

2007/07/24   CINEMA     139TB 1   139Com 0  

Wii雑感

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任天堂Wiiを購入してはや一ヶ月が過ぎた。というわけでWiiの使用感、ソフト情報など。



■在庫状況

まず、本体がいまだに入手困難なのはどういうことなのか。DS Liteですらそうである。こうまで品薄が続くと、どうしても意図的なものを感じてしまうが、ここは任天堂を信じたい。

ちなみにWii。Amazonでは在庫ありを見掛けたことがない。マーケットプレイスなら入手可。かつてほどの価格高騰はないが、やや高い。








Wii Wii
Nintendo Wii (2006/12/02)
任天堂
この商品の詳細を見る



DS Lite。ったった今ならAmazonで在庫あり!!たまにAmazonでも入荷を見掛けるようになった。週イチぐらいのペースかな。








ニンテンドーDS Lite ジェットブラック ニンテンドーDS Lite ジェットブラック
Nintendo DS (2006/09/02)
任天堂
この商品の詳細を見る



ちなみに自分は地元のヨドバシカメラで偶然入荷時に手に入れることが出来た。欲しいな〜と思って行ったらたまたま入荷していたので、まさに幸運だったとしか思えない。しかし思ったよりレジが並んでいた様子はなかったので、購買熱もそこそこ冷めてきているようだ。



Wii購入と同時、もしくは購入後に買ったものは以下のような感じ。個々の使用感は以下に順次記述。

Wii ポイント プリペイドカード 5000 + クラシックコントローラ / Nintendo Wii
ヌンチャク / Nintendo Wii
Wii専用 D端子AVケーブル / Nintendo Wii
はじめてのWiiパック(Wiiリモコン同梱) / Nintendo Wii
Wii Sports / Nintendo Wii
バイオハザード4 Wiiエディション / Nintendo Wii


複数プレイがWiiの醍醐味だろうと踏んだので、2個目のヌンチャクとリモコンは必須と考えてのこと。(一個目はぞれぞれ本体に同梱されている)



■周辺機器

2個目のリモコンは、上記「はじめてのWiiパック(リモコン同梱)」だと「はじめてのWii」がついてくるぶん若干お得感が味わえるのでお勧め。ただし、はじめてのWiiはたいして面白いゲームではないので、あくまでオマケ程度で。

ポイントプリペイドカードは、バーチャルコンソールなんかのダウンロードしてゲームをするシステムを使うときに必要。上記クラシックコントローラーつきのものは、ポイント金額ぶんでクラシックコントローラーがついてくるのでかなりお得。ただし、近々販売が終了?するようなので、購入するつもりの方はお早めに。ちなみにAmazonでは今はまだ販売していた。
バーチャルコンソールはファミコン、スーファミ、NINTENDO64、PCエンジンなどの旧作ゲームをダウンロードしてプレイ出来るが、スーファミより上位機種はクラシックコントローラーがないとプレイ出来ないゲームもあるため(ファミコンにはA/BボタンしかないのでWiiリモコンで対応出来る)、バーチャルコンソールをやるつもりならクラシックコントローラーは必須かも。ただし、近年のゲーム用コントローラーと比べると、かなり持ちにくいのが欠点。例えるならスーファミのコントローラーの使用感に似ている。つまりのっぺり平らで人間工学わりと無視、ってこと。

自分はハイビジョン対応TVに接続してプレイしようという目論見のため、D端子ケーブルも購入。コンポーネント端子ケーブルも出ているが、D端子つきのTVであればD端子のほうが画質が良いので是非D端子のほうを。ただし、我が家では映像はTV、音声出力はアンプを使用しており、D端子と赤白音声端子の位置が離れていたため、このケーブルがD端子と音声端子を分離出来ないことに買って来てから気付き(最初カッターで切り離そうとして断念。。)、画質をとるか音質をとるかという究極の選択の末、音質をとることに決めたので、結局このケーブルは使用していない(泣)。というかPS3やXbox360と違い、次世代ディスクを起用していないWiiにおいて、たとえD端子で繋いだとしてハイビジョンTVでどれだけ綺麗な画質を再現出来るのか謎だ。出来てせいぜいGAME CUBEやや上ぐらいじゃないのだろうか。そもそも画質優先というよりは、その特異な操作性が売りの筈なので、画質の良し悪しはあまり重視していないので良いのかも知れないが・・・ あ、でもバイオハザードのようなゲームが今後ぞくぞく出るのなら、やっぱり画質が良いに越したことはないかなあ。ともあれ、 D端子は我が家ではしばらく押入れ行きである。

また、Wiiは伝言板(簡易電子メールのようなもの)やバーチャルコンソールなどのダウンロード、投票チャンネル、ニュースチャンネル、お天気チャンネルなどのチャンネルの使用にネット環境が必須である。無線LANを導入しているのなら、さほど問題はないのだが、有線で繋ぐ場合は下記↓を別途購入する必要があるようだ。

Wii専用 LANアダプタ / Nintendo Wii

また、お使いの無線LANが「Wi-fiらくらく無線なんたら」に対応していると、ネットの設定がボタンを何度か押すだけですぐ出来てしまうので更に楽チンである。NINTENDO DS用のWi-Fi USBコネクタがあれば、PCにUSBコネクタを挿すだけで無線LANの代わりになるようなので、それでも良い。ただしPCが起動しているときしかネットに接続出来ないのが難点か。



■設置など

買って来て、まず設置するわけだが、従来のゲームハードに比べて設置が面倒な感じがした。自分がPS2以降ゲームハードを購入していないせいもあるのかも知れないが、電源挿してTVに繋いでハイオッケー、というわけにはいかない。機械には比較的強いと自負している自分でも、説明書見ながら小一時間はかかった。
まずリモコンを感知して本体に情報を送るためのセンサーの設置。これをセットしないと始まらない。センサーは有線で本体と繋がっており、リモコンは無線である。たいていは設置したあとデフォルトの設定で大丈夫だが、場合によっては設置後、ちゃんと動くかWiiのほうで微調整する必要もあるだろう。
また、上記ネット接続も、無線LANの配置によっては手間がかかる。
ちなみに自分の場合は、センサーはTV上面でなくTV前面下部(TVの乗っかっている台の上、画面のすぐ前)、本体は横置きでTV台の中へ収納した。この間、投票チャンネルで縦置きの家庭がかなり多いことを知ってちょっとびっくり。縦置きって普通に邪魔じゃないですか?ちなみにPS2も横置き派だ。

最後に、ネットに常時接続しているせいか、使用していないときでも異常な熱を放っているのが心配だ。特に今のような夏場は大丈夫なんだろうかと本気で不安になってしまう。閉め切ったTV台の棚の中に入っているのも何か関係あるのだろうか。先日、プレイし終えたディスクを取り出したら、目玉焼きが焼けそうなぐらいあっつあつだった。プレイ時間は1時間程度で大して長くないと思う。ちょっとどうにかして欲しいものである。



■ソフト(プレイ済み)

・はじめてのWii
とにかく面白くない。例外はビリヤードで、これはかなり夢中になれる。しかし、ビリヤードをやるためには、幾つもの別のミニゲームをプレイしなければならない。一種類のミニゲームをやり終わるごとに、新しく次のゲームがプレイ出来るようになるというシステムのせいだ(一度プレイすればその後はプレイ済みのミニゲームどれでも選択しプレイすることが出来る)。しかも、ひとつひとつのプレイ時間が結構長い。途中でやめると「プレイした」勘定に含まれないらしく、イライラして途中でやめると結局最初からやり直し・・・ということになりかねない。せめて最初から全種類のゲームをプレイ出来るようにしてくれれば、もうちょっとましかもと思う。所詮リモコンのオマケと割り切るしかない。
ただし、TVゲーム自体今まであまり経験のなかった人や、小さな子供には良いかも知れない。「はじめてのWii」というタイトル通り、リモコンの操作に慣れるにはうってつけだからだ。だが、ある程度TVゲームに慣れている人なら、このソフトを敢えてプレイせずともすぐリモコンの操作には慣れるだろう。

・Wii Sports
DSの「脳トレ」「英語漬け」のように、どちらかというと継続して楽しむソフト。しかし、楽しみ方は様々だ。
体力測定で毎日測定するもよし、何人かで集まってわいわい楽しむもよし、ダイエット目的でプレイするもよし、ひたすらトレーニングして熟練度を上げるもよし、それぞれ違った目的でプレイ出来るのが大きな特徴だ。
リモコンを使った直感的プレイとの相性も抜群で、ボウリングではまるでボウリング場にいるかのような感覚、ゴルフでは本当にスイングしているような感覚、野球では本当にバットを振っているかのような感覚で楽しむことが出来る。リモコンにもスピーカーが内蔵されており、そこから効果音が出るのも臨場感を倍増させる。(バットでボールを打った「カキーン」という音など)
「似顔絵チャンネル」で自作したMii(アバター、自由に顔をつくれるキャラクターのようなもの、身長、体型も設定可能)を使ってプレイ出来るので、キャラクターに親近感が湧くのもこのゲームの内容に合っていて良い。
最大4人までプレイでき、ボウリングやゴルフはリモコン1台でも4人プレイが出来るので、リモコンが少なくても安心だ。また、Wiiを持っている同士であれば、自分のMiiをリモコンに持ち歩いて使うことが出来るので、Mii入りリモコンで友達の家に遠征・・・なんて楽しみ方も出来るだろう。

ボウリング、テニス、野球、ゴルフ、ボクシングなどがあるが、ボウリング、ゴルフあたりは比較的動かないので、疲れているときや、のんびりプレイしたいときに適している。
大して、テニスやボクシングは結構ハードだ。特にボクシング!3試合ぐらい連続でやったら汗だく、息切れ、おまけに翌日腕が筋肉痛になった。ビリーズブートキャンプに並んで、ダイエット目的なんかにはかなり効果が期待出来る。多分。

また、熟練度システムがあり(当たり前だがFFのアレとは違う)、プレイしてゆくとそれぞれのスポーツごとに熟練度がたまり、ある一定の数値を超えると「プロ」になれる。また、対戦相手のいるテニスやボクシングなんかでは、熟練度に応じて対戦する相手の強さも上がってゆく。また、他のスポーツではまだわからないのだが、ボクシングでは熟練度が上がるごとに徐々に観客が増えていった。ちょっと感激!

体力測定は、自分の体力年齢が出るのだが、イマイチ算出方法がわからない・・・ 先日28歳から一気に60歳になったときは、驚愕した。何がいけなかったのか、いまだに判らない。

ともあれ、買ってから一ヶ月経つが飽きずにちょこちょこプレイしている。最近はボクシングで専らダイエット目的だが・・・。Wiiを買うなら是非一緒に購入して欲しいソフトナンバー1だ。

・バイオハザード4Wii
PS2版を3回ぐらいプレイし、オマケゲームも全てクリアし、スペシャルコスチュームも出して無限シカゴタイプライターも出していた自分だが、それでも充分楽しめた。(PS2版の感想はコチラ
何しろ、リモコンでの直感プレイが楽しい、この一言に尽きる。ヌンチャクで移動し、リモコンで照準を合わせ撃ち、リモコンを振ればナイフや弾丸のリロード、またこのリロードのときにリモコンから「カシャッ」と音が出るのだからバイオ好きにはたまらない。勿論、(賛否両論あるが)このゲーム自体の完成度の高さも理由のひとつにあるだろう。何度プレイしても飽きないゲームをつくる、という労力は、並大抵のことではない筈だからだ。
というわけで、シナリオやグラフィック、システムの出来なんかは、もう今更言うこともないぐらい秀逸なので敢えて省くが、今回のWiiへの移殖に少しでも不満があるとすればひとつだけ。それは、難易度が下がってしまったことだ。これは自分のような、ゲーム好きだが決してヘビープレイヤー(ナイフクリアとかしちゃう人のことね)ではない人には、逆に嬉しいといえば嬉しいことなのだが、リモコンで直感的に照準を合わせられるようにしたことで、PS2版より照準が極端に合わせ易いのだ。PS2でのプレイ時は、左スティックを動かしても照準がゆ〜っくりとしか動かずその間に攻撃される、とかはザラだったのだが、リモコンは狙った場所に瞬時に移動出来るため、その煩わしさがなくなったぶん、難易度が下がったのである。狙った場所に瞬時に照準移動出来るというのは、より現実的になったということなので間違っていないのだが、バイオシリーズに関しては、「思うように操作出来ない」というところが恐怖感を煽る味付けをしていたのも確かであり、少し複雑な気持ちだ。実際幾ら3回プレイしていたといっても、久々にプレイした自分でクリア時間はPS2時の半分以下だった。ただし、Wiiでバイオハザードを初めてプレイする人も結構いそうなので、初心者には入り込み易いのかもしれない。
また、画質がGC版レベルに引き上げられたため、PS2版しかプレイしていない自分には、以前なかったところに水があったり、前よりずっと見易くなったりと、画質の向上が目に見えて判り嬉しかった。また、ロード時間が極端に減ったのも嬉しいところである。



■ソフト(未プレイ、発売予定の新作など)


・ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔
バイオハザードもクリアしたし、次はこれをやろうかな・・・と発売を楽しみにしていたのだが、Amazonのレビューを読んで愕然。移動操作をヌンチャクではなくリモコンの十字キーでしか出来ないらしい。他にもボリューム不足とかいう感想もあるが、ボリューム不足は許せる。それよりどうしてこういった仕様にしてしまったのか。謎は深まるばかりだ。そもそもファミコン時代から、ゲームの移動キーは左手側にあったのに、右手で操作するリモコンで移動操作?考えただけで操作しにくそうだ。よって、購入は晴れて保留となったのである。

・Wii Fit
なんだこれは!!!めちゃくちゃにやりたい。
専用の「バランスボード」という体重計みたいな周辺機器を使ってプレイする、かなり新しい感覚のゲーム(?)だ。いや最早ゲームというか運動というか・・・とにかくやってみたい。それに尽きる。早く日本で発売してくれることを祈る。
詳しくはコチラのサイト↓がとても参考になるのでご参照なまでに。ちなみにいつも参考になってます、ありがとうございます。(こんな所で・・・)

■N-Styles 任天堂 Wii DS 情報サイトー「Wii Fit」発表!

・Wii Zapper(仮名)
これはソフトでなく周辺機器だが、ガンシューティングソフト用に、リモコンとヌンチャクを合体させるものらしい。これでバイオハザードとかプレイしたらより一層楽しそうだ。でもちょっと大袈裟だ。いややっぱり楽しそうだ。きっと出たら買うだろうな。
こちらも情報は上記↑N-Stylesさんのサイトから。

2007/07/13   GAME     138TB 0   138Com 0  

シャーロットのおくりもの

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シャーロットのおくりもの/Charlotte`s Web
監督:Gary Winick
出演:Dakota Fanning 他


【注意】
この記事にはネタバレ表現が含まれています。
鑑賞予定の方の閲覧はご注意ください。



落ちこぼれのブタ、ウィルバーと、蜘蛛のシャーロットの友情が、小さな田舎町に巻き起こす小さな奇跡を描いた、児童向け名作古典文学の映画化作品。

ストーリーに関しては言わずもがな、大人から子供まで楽しめる、心温まる動物たちと人間の交流が織り成す物語だ。この手の物語で失敗している映画は観たことがないという定石通り、誰の心にも素直に伝わってくる、良い作品に仕上がっている。というか、こういう映画に素直に感動出来ないようになったら人間おしまいだな、とも思ったりもする時点でちょっとおしまいの気配を自分に感じてしまうのは、些か考え過ぎか。
最近ゾンビだのなんだのとオタクっちい映画ばかり観ていたせいで、こういった誰にでも楽しめる映画を改めて観ると、とても清々しい気分になる。勿論子供には大いに見せてあげて欲しいし、大人でも何か自分の原点を思い出させてくれるような、懐かしい感覚を呼び起こすものがある。これも一重に原作のもつ物語としての素晴らしさの賜物だろう。

というわけで、今回の映画化にあたっての制作側の一番の貢献と、大人として見所のひとつに、そのVFX技術の秀逸さがある。
PixarやDreamworks製のフル3DCGアニメの、その年々明らかに研ぎ澄まされてゆくCG技術のクオリティにはもう見慣れてきたところだが、この映画はあくまで実写である。まずそこが凄い。フル3Dアニメの場合、どんなに美麗なCGであっても、あくまでそれは「アニメ」であり、登場人物は「キャラクター」として個性を強調したビジュアライズ化されており、例えば毛の質感が物凄く優れていたとしても、それは架空の世界のなかでの描写の秀逸さでしかない。ところが、この映画はベースがあくまで実写なため、まるで本物(というか本物とCGの合成が主)のブタ、ネズミ、馬、牛、ガチョウ、カラスが台詞を喋り演技をするのである。その自然なこと。まるで本当に動物が人語を話せるかのように錯覚してしまいそうになるほどだ。
撮影はなるべく本物の動物を使用し、例えば納屋のなかで動物が一堂に会しているような、実際撮影するのは不可能、もしくは膨大な時間がかかるようなショットは、それぞれの動物ごとに撮影し、コンポジット(合成)等の処理をしているそうだ。しかし映画中の大半の部分は動物たちの会話で構成されており、つまり殆どのショットでコンポジット処理を行っていることになる。これは通常の映画と比べても膨大な量になるだろう。また、動物に演技をさせるのは人間にさせるより比べ物にならない労力が必要なのは明確であり、トレーナーやスタッフの苦労は計り知れない。その困難極まる撮影に、敢えてフルCGという手法を選択しなかった制作側の意図には多大なる評価とともにとても好感を覚える。そこがこの映画にこそ欠かせない「リアリティ」というものに一役かっていることは間違いないからである。

この映画に欠かせない登場人物(?)の蜘蛛のシャーロットは、ネズミのテンプルトンとともに唯一全てのショットをフルCGでつくられたキャラクターだが、シャーロットのみリアルな蜘蛛の造形ではなく、キャラクター性をつけられている。その点が、この映画のなかで浮いてしまわないか少し心配だったのだが、いざ観てみると全く違和感を感じなかった。リアルな蜘蛛を登場させたら、個性どころかアップで耐えられないお客さんも出てしまうかもしれないし、重要なキャラクターだけに表情は欠かせない。そこを上手く折り合いをつけたなあと感じた。蜘蛛らしさを失わず、かつ表情豊かに優しく賢いシャーロットというキャラクターをよく描いている。また、ジュリア・ロバーツの声もとてもマッチしていて、良い。
シャーロットが蜘蛛の巣を紡いでゆく映像も圧巻で、普段顔にまとわりついてイライラさせられる蜘蛛の巣を、とても同じものと思えないほど美しく描いている。
ネズミのテンプルトン役のスティーブ・ブシェミほか、豪華な声優陣も必見だ。もちろん主演のダコタ・ファニングはとっても可愛い。思ったより全然登場シーンは少ないけれど・・・。

近年の映画はCG技術の躍進でリアリティが大幅に増し、少し前では映像化不可能と言われそうなこういった映画を容易に(決して容易な訳ではないだろうが・・・)映像化してしまう。それもとてもリアルに。
そこで、果たしてこういった「リアルな、架空のものがたり」を観て育った子供は何を考えているのだろう、と少し思う。自分が幼いときは、映画は明らかにつくりものめいていたし、実現不可能な映像も今よりずっと多くあった。それが逆に想像力を掻き立てたものだ。だが、ここまでリアルなものをまざまざと見せ付けられることが普通、の環境で育っていったら、想像が全て具現化した映像で賄えてしまい、逆に想像し創造する力がなくなってしまうことも有り得ないだろうか。そんなことはただの杞憂に過ぎず、「わかってるよ、あんなのCGだろ」とか生意気なことを言うぐらいの子供の逞しさを見せ付けて欲しいものである。

2007/07/08   CINEMA     137TB 0   137Com 0